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「この穴」に応える技術力。東大阪「有限会社三喜製作所」
モノづくりの街として知られる大阪府東大阪市。ここに、私たちの「ちょっと困った」に真正面から向き合ってくれる、頼もしい専門家たちがいます。「有限会社三喜製作所」は、特に「六角穴加工」や「特殊なボルト」の製造を得意とする会社です。既製品では見つからない、あと少しだけ形の違う部品。そんなニッチだけれど重要なニーズに応え、多品種・小ロット、さらに短納期で対応してくれる、まさに縁の下の力持ちのような存在です。
モノづくりの街で輝く、オーダーメイドの技術
何かを作ったり、修理したりするとき、「この隙間に合うボルトがあれば…」「この素材で、この形の部品が1個だけ欲しい」と感じる瞬間があります。ホームセンターを何軒回っても見つからない、特注するにはロット数が大きすぎる。そんな悩みを抱えたことがあるかもしれません。
東大阪市に拠点を構える「有限会社三喜製作所」は、そうした細かな要望に応える金属加工のスペシャリスト。特に、ボルトの頭や部品に「六角形の穴」を開ける加工技術に優れています。
有限会社三喜製作所について
会社名: 有限会社三喜製作所(さんきせいさくしょ)
住所: 〒577-0836 大阪府東大阪市渋川町1丁目10−18
ウェブサイト: https://sankiseisakusho.jp/
「穴」一つに込められた、独自のノウハウ
三喜製作所の技術の核心は、その「六角穴加工」にあります。一言で「穴」と言っても、その要求はさまざまです。
匠の技「ブローチ加工」
三喜製作所が得意とするのは「ブローチ加工」と呼ばれる技術。これは、ブローチ盤という機械と専用の刃物(ブローチ)を使って、精度の高い穴を削り出す加工法です。
この技術のすごいところは、JIS規格にはないような特殊なサイズ(例えば、中途半端な「7.5mm」など)や、通常よりも浅い穴、あるいは深い穴にも対応できること。さらに、穴が貫通していない「止まり穴」の加工も得意としています。
想像してみてください。デザイン性を追求した家具の金具で、ボルトの頭を隠すために「深すぎず、浅すぎない」絶妙な止まり穴が必要な場合。あるいは、古い機械のレストア(修復)で、当時の規格でしか作られていない部品の六角穴を再現したい場合。そんな「どこに頼めばいいか分からない」加工を、三喜製作所は引き受けてくれます。
材質も形状も、思いのままに
加工できる素材の幅広さも魅力です。鉄やステンレスはもちろん、軽量で強度が必要な「チタン」、耐熱性や耐食性に優れた「インコネル」や「ハステロイ」といった、いわゆる「難削材(なんさくざい)」の加工にも対応しています。
例えば、海辺で使う機材や、高温になるエンジンの周辺パーツなど、過酷な環境で使うための特殊なボルトが必要な時、その素材選びから相談に乗ってくれるのは心強い限りです。
既製品を超えた「六角穴付きボルト」
三喜製作所では、加工技術を活かした「六角穴付きボルト」のカスタム製造も行っています。
よく見かける一般的なキャップボルトだけでなく、頭が平らな「皿ボルト」や、丸みを帯びた「ボタンボルト」など、用途に応じた形状で、しかも特殊なサイズや素材でオーダーが可能です。
「あと5mmだけ首下が短ければ…」
「デザインに合わせて頭の直径を小さくしたい」
「サビに強いチタンで、この規格のボルトが欲しい」
こうした細かなリクエストに応えてくれるのが、三喜製作所の「特殊ボルト製造」です。
1個から、最短当日発送という「心強さ」
そして何より驚かされるのが、その柔軟な対応力です。「多品種・小ロット・短納期」を掲げ、なんと部品1個からの注文にも応じてくれるのです。
個人でのDIYプロジェクト、デザイナーの試作品、研究室での実験用パーツなど、「たくさんは要らないけれど、今すぐこの1個が必要」という場面は意外と多いもの。そうした時、最短で当日発送というスピード感でサポートしてくれるのは、他にはない大きな強みと言えるでしょう。
まとめ:細部へのこだわりが、全体の質を高める
「有限会社三喜製作所」は、一見すると目立たない「六角穴」という一つの分野を深く追求し、他にない技術力で応えてくれる会社です。
既製品で妥協するのではなく、本当に必要な形状、素材、サイズの部品を「1個から」手に入れられる。その事実は、モノづくりに関わる人や、古いものを大切に修理したい人にとって、大きな希望となります。
細部にこそ、全体の品質が現れるもの。たかが「穴」一つ、されど「穴」一つ。そのこだわりを形にしてくれる専門家が東大阪にいることを、ぜひ覚えておきたいものです。
