DIP ME BANANA
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原宿「DIP ME BANANA」で体験。160通りのマイ・チョコバナナ
原宿、竹下通り。その喧騒の中心に、新しいカルチャーが芽吹いています。今回訪れたのは、日本初となるオーダーメイドチョコバナナ専門店「DIP ME BANANA(ディップミーバナナ)」。

ここは、ただチョコバナナを「買う」場所ではありません。ベース、コーティング、トッピング、ソースを自分で選び、160通り以上もの組み合わせから「自分だけの作品」を創り上げる、体験型のアトリエのような空間です。

この記事では、「DIP ME BANANA」が提供する、甘く、深く、そして何よりパーソナルなスイーツ体験の全貌をお届けします。定番の「お祭りフード」が、いかに洗練されたスイーツへと昇華しているのか。その秘密を探ります。

 

■ 導入:竹下通りで出会う「体験型」スイーツ
 

いつ訪れても、新しい何かが生まれている街、原宿。特に竹下通りは、流行が生まれては消えていく、目まぐるしい場所です。そんなストリートの入り口近くに、ひときわ目を引くお店がオープンしました。「DIP ME BANANA」。

「チョコバナナ」と聞くと、多くの人が縁日の屋台を思い浮かべるかもしれません。しかし、ここのチョコバナナは、そのイメージを鮮やかに裏切ってくれます。

アメリカで人気を博しているカスタムチョコバナナのスタイルを、日本で初めて専門店として展開したのがこのお店。魅力は、なんといってもその「自由度の高さ」。160通り以上の選択肢から、今の気分にぴったりな一本を組み上げるプロセスは、まるでパレットに絵の具を広げるアーティストのよう。

甘いものが食べたい、という欲求を満たすだけでなく、知的好奇心や創造意欲までも刺激される。そんな新しいスイーツの楽しみ方が、ここにありました。

 

■ お店の基本情報
 

まずは、このクリエイティブな体験ができる場所の基本情報から。

店舗名: DIP ME BANANA(ディップミーバナナ)
住所: 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前1丁目16−6
ウェブサイトURL: https://www.choco-banana.jp/
竹下通りのほぼ入り口に位置しており、アクセスは抜群。カラフルな外観が目印です。

 

■ 商品またはサービスのレビュー:オーダーメイド体験記
店内に入ると、甘く香ばしいチョコレートの香りに包まれます。注文は、専用のオーダーシートに記入するスタイル。目の前に広がるのは、無限とも思える選択肢です。

ステップ1:ベースの選択

まずは土台となるバナナを選びます。

ホイップなし(660円)
ホイップあり(770円)
バナナそのものの味わいとチョコレートのハーモニーを深く楽しむなら「ホイップなし」、デザートとしての満足感、ミルキーなコクを求めるなら「ホイップあり」でしょうか。今回は、素材の組み合わせをダイレクトに感じたくて「ホイップなし」を選択。

ステップ2:DIP(コーティングチョコ)

ここからが本番です。コーティングするチョコレートを選びます。

ウェブサイトによると、使用されているのはカカオ55%のクーベルチュールチョコレート。これは期待が高まります。「クーベルチュール」とは、カカオバターの含有量が多いなど、製菓材料としての厳しい基準をクリアした高品質なチョコレートのこと。縁日のそれとは一線を画す、本格的な素材選びが伺えます。

ステップ3:TOPPING(トッピング)

シートにはT1からT8までの記号が並びます。カラースプレー、ナッツ、クランチ……。食感と彩りを加える重要なセクションです。ここで個性が爆発します。

ステップ4:SAUCE(ソース)

最後の仕上げです。S1からS5までのソース。チョコとトッピングの橋渡し役であり、全体の印象を決定づけるアクセント。

オーダーシートを手に、しばし熟考。まるで試験に臨むかのような真剣さで、組み合わせの妙を考えます。この「悩む時間」こそが、最大のエンターテイメントかもしれません。

決まったらカウンターへ。オーダーシートを渡すと、目の前で職人(と呼びたくなります)が、選んだバナナを丁寧にDIPし、軽やかな手つきでトッピングを施し、最後にソースで仕上げていきます。自分の選択が形になっていくライブ感は、まさにアトリエのよう。

完成した「マイ・チョコバナナ」は、食べるのが惜しくなるほどの仕上がり。

一口食べると、まず驚くのはチョコレートの質の高さ。パキッとした軽やかな食感の後に、カカオ55%クーベルチュールの、甘すぎずビターな香りが鼻に抜けます。バナナのねっとりとした自然な甘みと、この上質なチョコレートが実によく合う。

そこに、選んだトッピング(今回はナッツ系にしてみました)の香ばしい食感が加わり、最後にソースが全体をまとめ上げる。これは、もはや「チョコバナナ」というジャンルを超えた、一つの完成されたデザートです。

この体験とクオリティで660円(ホイップなし)からというのは、驚くべきコストパフォーマンス。竹下通りという一等地で、これだけパーソナライズされた体験と本格的な味覚を提供してくれるのは、非常に価値があると感じます。

 

■ おすすめの商品またはサービスの紹介(3つの魅力)
「DIP ME BANANA」のおすすめは、特定の商品ではありません。この「オーダーメイド体験」そのものです。その魅力を、3つのステップに分けて紹介します。

【魅力1:選ぶ楽しさ(DIP)— 上質なカカオの基礎】

すべての基本となるのが、コーティングチョコレート。カカオ55%のクーベルチュールを使用するというこだわりが、全体のクオリティを支えています。このしっかりとした「基礎」があるからこそ、どんなトッピングやソースを加えても、味がぼやけず、大人の鑑賞にも堪えるスイーツとして成立しています。

【魅力2:重ねる食感(TOPPING)— 無限のテクスチャー】

(T1〜T8の選択肢 ※具体的な内容はウェブにありませんでしたが、一般的なラインナップを想定)

ザクザクとしたクランチ系、香ばしいナッツ系、弾けるようなカラースプレー系。トッピングは味だけでなく「食感(テクスチャー)」を加える重要な要素です。チョコレートの「パキッ」、バナナの「ねっとり」に、どんなリズムを加えるか。組み合わせ次第で、印象がガラリと変わります。

【魅力3:仕上げの魔法(SAUCE)— 完成するアート】

(S1〜S5の選択肢 ※具体的な内容はウェブにありませんでしたが、一般的なラインナップを想定)

チョコレートソースでさらに濃厚にするか、ストロベリーソースなどで酸味のアクセントを加えるか。ソースは、全体の味わいを引き締め、見た目を完成させる「最後の魔法」です。このソース選び一つで、同じトッピングでも全く違う表情を見せてくれます。

 

■ まとめ:自分だけの「作品」を創る場所
「DIP ME BANANA」は、単に小腹を満たすスイーツショップではありませんでした。

ここは、自分の「好き」を詰め込んで、世界に一つだけの作品を創り上げる場所。そして、そのプロセス自体を楽しむ「体験型」のスポットです。

<こんな方におすすめ>

原宿・竹下通りで、他とは違う新しい体験がしたい方
定番のスイーツも、素材やクオリティにはこだわりたい方
自分だけのオリジナルカスタムを楽しみたい方
竹下通りという、ある意味で最もカオスでトレンドが凝縮された場所で、これほどまでに「個」に寄り添ったパーソナライズ体験ができるというのは、非常に面白い試みだと感じます。

慌ただしい日常の中で、私たちはつい「すでにあるもの」から選ぶことに慣れてしまいがちです。しかし、ここでは「何をどう組み合わせるか」という小さな創造性を試されます。

厳選されたクーベルチュールという「本質」と、160通り以上の「遊び心」。そのバランスが絶妙で、ともすればチープになりがちな「食べ歩きスイーツ」を、大人の知的好奇心を満たすレベルにまで引き上げていました。

自分の選択が目の前で美しい一本のデザートになる。その過程は、日常を少しだけ豊かにしてくれる、確かなときめきを与えてくれます。原宿を訪れる際は、ぜひこの「甘いアトリエ」に立ち寄ってみてください。

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