株式会社 丸善トレー
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「食」の常識が変わるかも?岡山「株式会社 丸善トレー」の革新的技術

冷凍食品の自動販売機から、忙しい日の食卓まで。私たちの「食」シーンを足元から支える岡山のすごい会社、「株式会社 丸善トレー」をご紹介します。一見するとシンプルな食品トレーですが、実は冷凍庫から電子レンジ、さらにはIHヒーターまでシームレスに行き来する、驚きの技術が詰まっていました。日常の「ちょっと困った」を「便利!」に変える、そのアイデアに迫ります。

 

岡山の技術が、食卓の「未来」を作る
岡山県笠岡市に、食品トレーの概念を覆すような製品を次々と生み出している会社があります。それが「株式会社 丸善トレー」です。

普段、食品トレーといえば、食材を運び、食事が終われば捨ててしまう「容器」という認識が強いかもしれません。しかし、丸善トレーが手がける製品は、その常識を一歩も二歩も先に進んでいます。

マイナス30℃以下の冷凍保管に耐え、そのまま電子レンジでムラなく加熱できるトレー。さらには、プラスチック製なのにIHクッキングヒーターで直接中身を沸騰させられるトレーまで。

一見すると普通のプラスチックトレーにしか見えないものに、どうしてそんな機能が? その秘密を探ってみると、使う人の立場に立った、きめ細やかな工夫と高い技術力が見えてきました。

 

株式会社 丸善トレー 基本情報
会社名: 株式会社 丸善トレー
住所: 岡山県笠岡市山口2066-1
ウェブサイト: https://www.maruzen.net/index.html
日常の「困った」を「便利!」に変えるアイデア製品たち
日々の暮らしの中で感じる、小さなストレス。

「冷凍パスタを温めたら、真ん中だけまだ冷たい…」

「お餅をレンジでチンしたら、お皿にべったり張り付いて取れない!」

「ホテルや寮で、IHヒーターはあるけど鍋がない…」

そんなシーンに、丸善トレーの製品が光ります。今回は、数ある製品の中から特に注目の3つをピックアップしてご紹介します。

 

冷凍食品の常識を変える「冷凍レンチントレー」
最近、ラーメンや餃子など、専門店の味を楽しめる冷凍食品の自動販売機をよく見かけるようになりました。あの手軽さの裏側には、実は高度な「容器」の技術が必要不可欠。

というのも、商品はマイナス30℃、時にはマイナス40℃という厳しい環境で配送・保管されます。その低温下で割れたり脆くなったりせず、そのまま家庭の電子レンジ(120℃)にかけられる「耐寒性」と「耐熱性」の両立が求められるのです。

丸善トレーの「冷凍レンチントレー」は、そのタフさを見事にクリア。しかし、すごさはそれだけではありません。

最大の注目ポイントは、電子レンジ加熱の永遠の課題である「加熱ムラ」を防ぐ技術。冷凍食品を温めた時の、あの「端はアツアツ、真ん中はシャリシャリ」というガッカリ感を解消するために、トレーの底面には「アンテナ」と呼ばれる特殊な構造が設計されています。

これが電子レンジのマイクロ波をうまく拡散・屈折させ、食品全体に効率よく熱が伝わるようにコントロールしてくれるという仕組み。

例えば冷凍麺用のトレー(FR-108など)では、このアンテナ構造によって、まず底にあるスープが効率よく解凍・加熱されます。そして、その熱いスープが中心部の凍った麺をほぐしていく…という、非常に合理的な解凍プロセスを実現しています。

ただ温めるだけでなく、「どうすれば美味しく温まるか」まで計算し尽くされた設計。冷凍食品のクオリティが格段に上がっている今、それを支える容器の進化も見逃せません。

 

これぞ未来の食卓?「IH調理用トレー」
そして、最も好奇心を刺激されたのが、現在開発中(2026年頃発売目標)という「IH調理用トレー」です。

なんと、プラスチック製のトレーを、そのままIHクッキングヒーターに乗せて、中身をグツグツと沸騰させることができるというのです。

「プラスチックがIHに反応する?」と不思議に思いますが、秘密は容器の底面に貼り付けられた特殊なアルミ箔。このアルミがIHに反応し、まるで鍋のように発熱する仕組みだとか。

これが実用化されれば、私たちの食生活は大きく変わるかもしれません。

例えば、火気厳禁のビジネスホテルや学生寮、単身者の住まいでも、IHヒーターさえあれば、冷凍の鍋焼きうどんやチゲ鍋が、目の前で沸騰する「シズル感」と共に楽しめます。

電子レンジの「温め」では得られない、このグツグツと煮込む「調理している」感覚。湯気と共に立ち上る香りや音は、食事の満足度を格段に上げてくれるはずです。

しかも、縁の部分は熱くなりにくい設計になっているという配慮も。安全性もしっかり考えられています。(※汁気の少ない食品や油物には適さないなど、使用には条件があるようです)

冷凍庫から取り出し、そのままIHで調理し、食べ終わったらトレーを捨てるだけ。洗い物も不要。まさに、忙しい現代人のニーズに応える画期的な製品。発売が待ち遠しいです。

 

後片付けが劇的に楽になる「もちチンシート」
最後に、とても身近な「困った」を解決してくれるアイテム、「もちチンシート」です。

冬になると無性に食べたくなるお餅。でも、電子レンジで手軽に温めようとすると、お皿にべったりと張り付いてしまい、洗うのが本当に大変…。

この「もちチンシート」は、そんな悩みを一発で解決してくれます。高い「剥離性(はくりせい)」、つまり「くっつきにくさ」を持つ特殊なシートで、お餅はもちろん、チーズやお団子など、粘着質の食材がまったくくっつきません。

使ってみると、加熱後のお餅がスルンとシートから離れる感覚は、ちょっとした感動ものです。

さらに嬉しいのが、洗って繰り返し使える経済性。メーカーによれば、なんと700回以上も使用可能とのこと。

そして、もう一つの見逃せない利点が。このシートを使えば、お餅やパン生地を扱う際に打ち粉(片栗粉など)を使う必要がなくなります。粉を使わないことで、食品本来の風味を損なわず、さらにカビの発生を抑えて日持ちが良くなるというメリットも。

後片付けのストレスから解放され、しかも美味しく衛生的。一家に一枚、常備しておきたくなる便利アイテムです。

 

まとめ:暮らしに寄り添う、岡山の確かな技術力
株式会社 丸善トレーの製品は、どれも「こういうのが欲しかった!」と思わせる、使う人の視点に立ったアイデアと工夫に満ちていました。

食品トレーという日常的なアイテムに、高度な成形技術とユニークな発想力を掛け合わせることで、食卓の「主役」級の便利アイテムへと進化させています。

派手な宣伝はないかもしれませんが、日々の暮らしを確実に、そしてスマートに豊かにしてくれる。そんな岡山の企業の底力を感じました。

「こんなことできたら便利なのに」という私たちの願いを、プラスチックという素材で形にしてくれる丸善トレー。気になる方は、ぜひ一度ウェブサイトをチェックしてみてください。あなたの日常を変える、新しい「便利」に出会えるかもしれません。